嵐山邸宅 MAMA

「ありのまま」の価値を再定義し、街の景色をつくる。

京都・嵐山。阪急電鉄の旧保養所を活用し、街の賑わいを創出する拠点へと再生するリノベーションプロジェクト。レストランと宿泊機能を備えた施設として生まれ変わった。「嵐山邸宅 MAMA」。ザッツ・オールライトは、コンセプトワークを起点とした業態開発から、ロゴ、サイン、アメニティなどのデザイン、さらにはレストランのメニュー開発や施設運営の伴走にいたるまで、一貫したプロデュースを担い巻いた。

CLIENT:
DAY inc.
https://dayinc.jp
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PHASE 01

「儘(まま)」という言葉を軸に、すべてをクロスさせて進行する。

⽇本を代表する観光地のひとつである京都嵐⼭。国内外から多くの⼈が訪れるこの場所で、新しい滞在のあり⽅を考えることが、このプロジェクトの出発点でした。まず着⼿したのは、この場所が⼤切にすべき「根っこ」となる考えを導き出すこと。保養所時代の構造を活かした建物が持つ個性をどう引き出すか。議論の末に辿り着いたキーワードが「儘(まま)」でした。「ありのまま」「そのまま」の良さを⼤切にする。観光地として賑わいを⾒せる⼀⽅で、⾷材の魅⼒を「そのまま」味わう。またはその地の⾃然や空気を感じながらゆっくりと時間を過ごす。この共通の価値観が社内外のプロジェクトメンバーに深く定礎されたことで、レストランの業態開発からホテルの空間づくりまで、あらゆるアウトプットが⽭盾なく、ひとつの形へと結実していきまし
た。

PHASE 02

事業の本質を⾒極め、あるべき「体験」を形にする。

私たちの役割は、単に美しいアウトプットをつくることだけではありません。例えばレストランのメイン料理がピザに決まれば、チーム全員で全国の名店を巡り、納得がいくまで⾷べ⽐べ、理想の「美味しい」を精緻に⾔語化していきました。⼀⼈の消費者の感性で「本当に⼼動かされる体験か」「選ぶ価値があるか」という事業の本質を問い直します。部屋番号のサイン⼀つにしても、機能としての利便性はもちろん、ふと⽬に留まったその瞬間がこの宿で過ごす情緒的な体験の⼀部となるよう設計する。⾃らの専⾨領域であるかどうかにかかわらず、プロジェクトの成功に必要であればあらゆる⼿段を尽くし、オープン後も共に⾛り続ける。それが、私たちが⼤切にしているプロジェクトへの関わり⽅です。