灯屋 迎帆楼 PROJECT

“灯り”をテーマにした、
十室限定の宿「灯屋 迎帆楼」。

木曽川の鵜飼いや犬山祭、国宝犬山城などで知られる愛知県犬山市。その地で、大正8年から旅館業を営む老舗旅館・迎帆楼が、全面建替工事を実施しました。文人墨客の定宿として愛されてきた迎帆楼が、100年の時を経て蘇るリブランディングプロジェクト。ザッツ・オールライトは、1年以上の月日を重ね、コンセプトワークからアートワーク全般をプロデュースしました。

CLIENT:
株式会社迎帆楼
https://www.geihanro.co.jp/
POSTED ON
PHASE 01

全方位の意見が求められる、ブランディングの責任者として。

施主であるお客様、設計事務所、旅館コンサル会社、施工会社、庭師など、総勢数十名が参加する定例会議において、弊社の立ち位置はブランディングの責任者。担う領域は、ハード面・ソフト面と多岐に渡り、コンセプトの立案からネーミング、ロゴ、サイン、照明、番傘、浴衣、ユニフォーム、ロビーラウンジ、お着き菓子、音楽・書籍・アメニティ・食器・スーベニアの選定、内装、ステーショナリー、メニュー、オリジナル手土産、広報ツール等を、定例会議のメンバーと適宜共有を図りながら進行しました。また、旅館で提供するメニュー開発においても、フードコーディネーターをアテンドし、定期的に試食会を実施。料理長と共に、“灯り”のテーマにふさわしいメニューの在り方を模索しました。

PHASE 02

犬山の観光資源につながる新しいサービスを。

全面建替工事が完了しても、弊社の伴走は続きます。現在、まさに進行中のプロジェクトは、犬山市の新たな観光資源につなげるサービスづくり。たとえば、木曽川の鵜飼の価値をさらに高める「灯屋 迎帆楼オリジナルの屋形船」。犬山を中心に活躍する職人さんや団体にひかりを当てたWEBマガジン「灯屋便り」。犬山の新しい手土産「〆の鮎」。犬山焼の若手職人を巻き込んだ「新規ブランドの立ち上げ」など。創業100年の老舗旅館として、どう地域に根ざし続けるのか。お客様にも地域の方々にも愛される本物の施設づくりを、引き続きブランディングパートナーとして担っていきます。